平成11年7月3日 
  テ ー マ:学級崩壊、克服にむけて〜自分たちにできること〜
  参 加 者:120名
  パネラー:
   岡山末男(和歌山県教育研修センター指導主事)
   満田育子(読売新聞大阪本社社会部記者)
   内藤 守(和歌山県小学校教諭)
   関根 剛(和歌山信愛女子短大助教授)
  司 会:松浦善満(和歌山大学教育学部教授)


第一部は各界からの提言ということで4人のパネラーの方々が意見を述べられました。
 まず内藤さんが昨年担当した6年のクラスでの経験を報告し、今までの自信が全く粉々になり、精神的に辛い時期もあったが、何とかして子どもたちとの信頼関係を築こうと他の先生と協力して、子どもの話を聞こうとした。手探りの状態で昨年1年間を過ごしてきたと当時の様子を語られました。岡山さんは、本質的に子どもは変わっていない。教育の3本柱(学校・家庭・地域)に変化が起きたのでは。教員研修の立場から、教師自身がどう変わっていくかを考えていきたいと述べられました。一方満田さんは数年前から学校現場を訪ねてきた中で、現場の先生の方から声を上げてくれたので、普段見えにくいことがマスコミを通じて伝わったと思う。学校で解決できない問題でこれほど大きいものはない。個人主義が社会で浸透している中、集団生活を送らなければならない学校だけが孤立しているのではとの指摘もされました。最後に関根さんは、学級崩壊はすべての大人の問題であり、社会問題でもある。枠組みを決め、限界を知った上でメリハリをつけることが必要。また、小学校には危機管理体制ができておらず、「大丈夫、何とかやっていけるはず」といった安心感を持って今までやっていたのではといった盲点を挙げ、教師への学校としてのサポート作りや保護者・地域との日常的な交流を今後の課題として述べていました。
 第二部では会場から、「学校はもっとオープンに語ってもらいたいし、保護者に要求していってほしい」「子どもだけでなく、親や教師も育っていく場としての学校の在り方を模索していきたい」「親としてもっと子どもの話を真剣に聞いていきたい」などの意見がで、それぞれがこれから何ができるのか、考えるきっかけになったのではと思いました。









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