第6回 平成11年5月20日  
    テーマ:学級崩壊、克服にむけて〜キレる子ども・パニックをおこす子どもの心理〜
    提言者:衣斐哲臣(和歌山県子ども・障害者相談センター)
    関根 剛(和歌山信愛女子短期大学助教授)
    参加者:67名


関根さんは前回の松浦さんの実態調査から、
現場教師の声にみられる「キレる・パニックになる」子ども像を紹介され、
「学校の荒れは本当に子どもの問題なのだろうか。本当に子どものに問題はないのだろうか」と会場に呼びかけました。
また、子どもの荒れの要因として、横並び(集団に同調しやすい)意識、劣等意識の強さ、
あきらめることの少なさを、また発達や情緒上の問題としてADHD(注意欠如多動障害)を指摘されました。
 
衣斐さんは臨床現場から、思春期では自我のコントロールが未熟なため、自
分の感情をコントロールできておらず身体的感情を伴う、それをどうコントロールするかが課題で、
理性と感情、行動と行動を‘つなぐ’ことをしなければならないと提言されました。
そして、子どもの気持ちに共感する事で良い関係が築け、それが自身の感情を捉えることにつながるのだと話されました。

 会場からは

1) 否定・批評・拒否されると子どもは全身でダメージを受けてしまう、
キレたりパニックを起こす子には一人一人に目を向けるべき(小学校教師)

2) 子どもは想像できないほどのメディアの中にいて、心地よい情報だけを受けとめるが、
嫌な情報は拒否するという行動となるのでは。教室での教師からの情報も嫌なら簡単に拒否するのでは(女性)

3) 子どもたちは大人に信頼されていないと感じているのではないか。
どうすれば分かってくれるのかと、そこで大人に無理難題を言うのではないか(学生)
  
・個人レベルでは学級を壊そうとしない、集団になった時に行動が起きるのでは(学生)
  
・子どもに限らず、キレる親・教師もいる(中学教師)

  などの意見も出ました。




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